夏は山に行ったり、海に入ったり、楽しい季節になります。
そこで、今回はレジャーの時に気を付けたい毒をもった生物や虫刺されについて紹介します。
山のレジャーで気を付けるべき危険生物
へび
ヘビに襲われたときの手当
- 安静にします。手足を曲げ伸ばしたり走ったりしないようにします。
- ヤマカガシなどの毒液が目に入ったときには、すぐに水で洗い流します(ただし、水で洗っただけでは毒は取り除けません)。
- ヘビの毒素により脱水症状を起こしやすいので、水分を与えます。
- 噛まれたきず口に口をつけて吸い出すことは、推奨されません。
服装も大切
川や沼に近い草むらなどに注意しましょう。
- 帽子はつばのあるもの
- 草木にふれるなら軍手も忘れずに
- タオルやハイネックで首元を守って
- シャツの裾はズボンの中に入れて
- ズボンの裾もくつ下の中へ
毒虫(ハチ・蚊)
スズメバチに襲われないためのポイント
- 黒い服や持ち物を避ける
- 香水や整髪料など匂いの強いものを使わない
- 発見したときは、目を伏せてゆっくり巣から遠ざかる
スズメバチに襲われたときの手当
- 針が残っているものは、根本から毛抜きで抜くか、横に払って落とします(針をつかむと、針の中の毒がさらに注入することがあります)。
- 冷湿布をします。
注意事項
医師の診療を受けさせます。海のレジャーで気を付けるべき危険生物
毒クラゲ
日本沿岸にみられる毒クラゲは、カツオノエボシ、アンドンクラゲ、アマクサクラゲ、キタカギノテクラゲ、アカクラゲなどです。ラッシュガードを着用することで、クラゲから身を守ることが大切です。
毒クラゲには長い触手があり、触れると激しい痛みがあり、ミミズ状に腫れ水疱になりやすいです。ひどいときには、全身のだるさ、しびれ感、筋肉のけいれん、ショックを起こし、おう吐、呼吸困難から死亡することもあります。
毒クラゲに襲われたときの手当
付着している触手がある場合は素手で触らないように海水で洗い流します。
注意事項
- 刺された部位を掻かないようにします。
- 毒クラゲの触手に素手で触らないように注意します。急いで医療機関に搬送します。
楽しい夏を過ごす為に
楽しい夏を過ごす為に虫や生物の他にも、熱中症や水の事故等に気をつけてお過ごしください。
熱中症や水の事故については過去のコラムを見てみよう!