赤十字の活動は、「苦しんでいる人を救いたい」という赤十字の人道的使命に賛同する多くのボランティアによって支えられています。千葉県内では約6,000人の赤十字ボランティアが9つのグループ(奉仕団)に分かれ、地域のネットワークや専門技術・資格を活かして活躍しています。今回は、『看護奉仕団』をご紹介します!
千葉県赤十字看護奉仕団-培ってきた看護の力を活かす-
看護師資格を持つメンバーで構成され、千葉県内で開催される様々な行事やイベントなどで、参加者の健康と安全を守るために臨時救護活動をしています。
具体例
市民花火大会や戦没者追悼式など行政主催行事・イベントでの臨時救護活動、青少年赤十字行事(研修会)の看護要員としての引率など
結成年月日 | 昭和63年6月27日 |
---|---|
団員数 | 35名(令和4年10月末時点) |
看護奉仕団 室谷 淑子さん、大木 正枝さん
どんな活動をしているのですか?
コロナ禍の現在は、千葉県内で開催される行事やイベントなどでの臨時救護活動をメインに行っています。急病人や負傷者を救護し、医師または救急隊員に引き継ぐまでの応急手当をしています。
また、有事の際には被災地で活動することもあります。東日本大震災の時には、岩手県(釡石市や大槌町)へ一週間ほど派遣され、仮設住宅をまわる等して被災者の健康チェックをしました。
どんな想いでいつも活動していますか?
「自分の知識や経験が誰かの役に立てるなら」という気持ちで、いつも活動しています。私たちは赤十字看護専門学校の出身で赤十字に育ててもらったという気持ちが強く、赤十字病院の看護師になってからは、災害救護など赤十字の看護師だからこそ経験できたこともたくさんあったので、奉仕活動を通してその恩返しができればと思っています。
病院とは違い設備も資材も限られているなかでの活動なので、すべて自分たちで考えて対処しなくてはならないですが、「自分たちにできることは何でもやろう」という姿勢で活動しています。
救護所で負傷者を手当する様子
団員募集中
活動への参加は、年に数回で十分です。活動は2人で行いますので、臨床の現場を離れてブランクのある方でも大丈夫。定期的に研修会を実施しています!
お申し込み先
- 日本赤十字社千葉県支部 組織普及課奉仕係
- メールアドレス:soshiki@chiba.jrc.or.jp