5月18日(木曜日)明治神宮会館にて「令和5年全国赤十字大会」が開催され、日本赤十字社名誉総裁の皇后陛下から、赤十字活動に功績のあった個人や団体に対し有功章の授与などが行われました。
本大会では、青少年赤十字採用校である千葉県立四街道高等学校JRC同好会部長・松本有紗さんが、コロナ禍で考案した非接触型のボランティア活動について発表しました。

千葉県立四街道高等学校JRC同好会によるコロナ禍のボランティア活動

同会は、赤十字の理念である人道(やさしさ・思いやり)を大切に「こころの交流」をモットーに活動しています。校内でフードバンクを呼びかけ、生活困窮者のもとに寄贈した際には、食品を受け取った方に喜んでもらえるよう、手作りの桜のコースターやクリスマスカードなどを一緒に届けました。また、地元JR四街道駅と連携して券売機の脇に季節を感じられる掲示物を展示した際には、駅の利用者にメッセージを書いてもらい、利用者と一緒に掲示物を完成させるなど、こころの交流を大切にしたボランティア活動を行っています。
青少年赤十字の態度目標である『気づき・考え・実行する』を胸に、コロナ禍でもできることを考え実践してきたボランティア活動は、高校生ボランティア・アワード2022にて特別表彰「青少年赤十字創設100周年賞」を受賞しています。
最後に松本さんは「今後は他校の高校生にも働きかけ、市内に通う高校生がワンチームとなって、ボランティアの輪を広げ、四街道市を思いやりあふれる地域にしていきたい」と力強く語りました。