8月27日(日曜日)に、千葉市役所で開催された九都県市合同防災訓練(千葉市会場)に参加しました。この訓練は、九つの自治体が各地域で毎年開催している防災訓練で、千葉県内では千葉市会場と千葉県会場(毎年会場が変わります。)の2か所で開催されます。今回の千葉市会場訓練は、千葉市直下を震源とし、市内で最大震度6強を観測する地震が発生した想定で実施されました。
当支部は、災害発生の情報を受けて救護班を派遣し、成田赤十字病院の医師や看護師による傷病者への救護活動を行いました。活動にあたり、特殊救護奉仕団からは被害情報の無線による共有を受けたほか、エアーテントを用いた救護所設営の補助などの支援を受けました。訓練中には、現場で輸血用の血液が不足した想定で、千葉県赤十字血液センターの車両による血液搬送訓練を実施しました。また、消防隊や自衛隊が救助した傷病者の受入れや、重傷者の病院搬送までの引継ぎを行うなど、他機関との連携についても訓練を行いました。
また、この訓練では防災に関する展示・体験コーナーも開設されており、当支部は炊き出しと救急法体験のブースを出展し、多くの方にご参加いただきました。
炊き出しブースでは、地域奉仕団による非常用炊飯袋を使用した非常食づくりを実施し、会場にお越しの方々に配布して試食していただきました。
救急法体験ブースでは、安全奉仕団によるAEDの使い方や、心肺蘇生など赤十字救急法の一部を実施し、実際に参加者の方々に体験していただきました。
当支部では、いざという時に備え、一人一人が防災に関する意識を高め、協力して安全を守れる環境づくりに取り組んでいきます。
9月2日(土曜日)にも、我孫子市の川村学園女子大学を会場とする千葉県会場訓練に参加いたします。近隣の方はぜひ観覧ください。(千葉県会場では、炊き出しは実施しませんが、使用する器具の展示を行います。)
千葉県会場訓練の詳細については、「第44回九都県市合同防災訓練(千葉県会場)の実施について(千葉県ホームページ)」をご覧ください。