更新日2024年6月4日
5月18日(土曜日)、香取市内の利根川河川敷で開催された「第72回利根川水系連合・総合水防演習」に、職員やボランティア計71名が参加しました。
当訓練は、昭和22年の未曾有の台風被害を教訓として、毎年利根川水系の河川において行われる水防及び救出・救護等の総合的な訓練で、千葉県が当番となるのは7年ぶりのことです。
開会式後の演習第一部では、台風で利根川が増水した想定で訓練が行われ、水防団が「土のう作り」や「杭ごしらえ」等の内水氾濫対策を行いました。
演習第二部では、利根川が氾濫した想定で訓練が行われ、陸上自衛隊や消防、警察等が、ヘリコプターや水上バイクなどを用いて建物等に取り残された想定の住民を救助しました。赤十字は、救護班が救護所を設置し、救助された傷病者のトリアージや応急手当を行いました。
また、特殊救護奉仕団が傷病者の搬送や車両の誘導を行う中、傷病者の搬送・応急手当から、医療機関への搬送までの流れを実践し、他機関との連携を強化することができました。
開会式
救護所の設置
救助された傷病者の担架搬送
傷病者一覧の作成
応急手当
トリアージ
当支部からは、地域奉仕団(香取市・成田市・栄町・多古町)が炊き出しに参加し、陸上自衛隊が調理したカレーを来場者等に配布しました。
また、安全奉仕団は救急法体験ブースで、来場者に心肺蘇生やAEDの使い方を体験していただきました。
カレーの盛り付け
カレーの配付
胸骨圧迫の実演
心肺蘇生法の体験
その他、成田赤十字病院の看護師2名が臨時救護所で怪我人や体調不良者の初期対応を行いました。
また、赤十字の公式キャラクター「ハートラちゃん」が来場者と記念撮影を行いました。
臨時救護所
「ハートラちゃん」との記念撮影
当日は、晴天で千葉県内でも最高気温が27℃を超えるなど、5月としては異例の暑さとなりましたが、無事に訓練を終えることができました。
訓練にご来場いただいた皆様や当日の開催に向けてご協力いただいた皆様、誠にありがとうござました。
今後も赤十字は各種訓練に参加し、災害に向けて備えてまいります。
訓練にご来場いただいた皆様や当日の開催に向けてご協力いただいた皆様、誠にありがとうござました。
今後も赤十字は各種訓練に参加し、災害に向けて備えてまいります。