令和6年1月1日、石川県能登地方を震源とする地震が発生し、甚大な被害をもたらしました。日本赤十字社千葉県支部では、発災直後から支部に参集し、情報収集などを行いました。また、被災地に成田赤十字病院の職員を中心に編成された医療救護班や日赤災害医療コーディネートチームを派遣するなど、災害救護活動を展開しています。
1月8日~12日 日赤災害医療コーディネートチーム派遣
日赤災害医療コーディネートチームは、被災地の保健医療ニーズを把握し、関係機関との協議・調整を行うとともに、医療救護班の活動に関して医療救護の専門的観点から活動調整等を行うチームです。医師1名と事務職員2名の計3名で構成されたチームが、石川県珠洲市に設置された第2ブロック(※注釈1)活動拠点本部において、医療救護全般にかかるコーディネート業務にあたりました。
※注釈1:第2ブロック…日赤は全国47都道府県にある支部をエリアごとに6つのブロックに分けており、災害時には被災状況に応じて相互支援を行っています。
第2ブロックは、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、新潟、山梨で構成されています。
避難所で活動する医療救護班に注意事項を伝える成田赤十字病院医師
コーディネートチームが生活したテント村
第2ブロックが主に活動している石川県珠洲市は宿泊先の確保が難しいため、テントを設営し、そこで生活しました。
設営期間:1月7日~20日
1月15日~19日 医療救護班(第1班)派遣
医師2名、看護師3名、薬剤師1名、事務職員4名の計10名で編成された医療救護班を石川県珠洲市に派遣し、救護所で体調を崩した被災者の診療を行なったほか、避難所を巡回し被災者の診療やアセスメントを実施しました。
避難所で巡回診療を行う成田赤十字病院看護師
救護班が活動した救護所
珠洲市内のクリニックが被災し、かかりつけ医に受診できない被災者の健康を守り、地元の総合病院の負担を減らすことを目的に1月14日から「道の駅すずなり」に救護所が開設されました。
当支部では、2月以降も医療救護班や日赤災害医療コーディネートチームの派遣を予定しています。
今後も継続して、被災地の支援活動を行ってまいります。
- 活動状況については、「令和6年能登半島地震への対応について」ページをご覧ください
- 義援金の受付については、「令和6年能登半島地震災害義援金(石川県、富山県、新潟県、福井県)(日本赤十字社ホームページ)
」ページをご覧ください。