遊びに熱中して、知らないうちに、あぶないところに行ってしまったことはない?
子どもの水の事故で最も多いのが、海や川、池での水遊びや釣りによるものです。水遊びや釣りは、あぶないことを知っておきましょう。
水遊びでやってはいけないこと

- 一人で行かない
- どろ沼の池などでは遊ばない
- 池や川の土手で、草におわれているところには近よらない
- 流れてきた物の上では遊ばない
- 波の高いときは近場には近よらない
- 水が増えてきたら遊ばない
- <立ち入り禁止>のところには近よらない
海のチェックポイント
ひろくて大きい海の自然を知ろう
海は、地球で最も広く、お天気によって、いろいろと変化します。
また、波や流れなど人の力ではどうすることもできない力を持っているので、十分な注意を忘れないようにしましょう。
- 潮流(ちょうりゅう)
- 離岸流(りがんりゅう)
- 波
- まき波
- 磯(いそ)・岩場(いわば)
- 河口(かこう)
- 防波堤(ぼうはてい)、桟橋(さんばし)
- 波消しブロック
- 海岸のごみ、流れついた物
川のチェックポイント
いろいろな流れをしっかり見よう
川辺は自然とふれあう楽しい場所です。でも、あぶないこともたくさん、ひそんでいます。
遊んでいる場所が晴れていても、上流では雨がふっていたり、ダムの放水により一気に水が増えることもあるので、よく注意しましょう。
- 川の近くの高い草
- 川底が見えない場所、流れの速いところ
- 中州(なかす)
- 水面がわきあがっているところ
- 岩
- 倒れた木、流れついた木
- 川の合流
- 堰堤(えんてい)
- 橋脚(きょうきゃく)
- ぬれた石やコンクリート
泳ぎに行く前に知っておこう~大切なことを知って守って楽しもう~
泳ぎに行くには、だいじな注意がいろいろあります。お家の人ともう一度たしかめて!
出かける前の大切なこと

かならずおとなの人に泳ぎに行くことを伝えてからでかけましょう。
- 誰と行くのか(一人では行かない)
- どこに行くのか(海、川に子どもだけでは行かない)
- いつ帰るか
健康状態についてもみてもらおう
- 熱はないか
- 顔色はいいか
- 食欲はあるか
- かぜをひいてないか
- 疲れていないか
- 目や耳の病気はないか
体の変化に注意して!

今まで元気に泳いでいても、次のような変化があらわれたら、すぐに水から出て休みましょう。
- 顔色がわるくなる
- 元気がなくなる
- くちびるが紫になってきた
- 寒さで鳥はだがたっている
- ふるえが止まらない
- 体のどこが痛い
- 息切れがするとき
休けい時間の大切なこと

水泳はとても体力を使うスポーツです。時間を決めて休けいをとり、元気がでるまで体調をチェックしましょう。
- 全身の水をふきとる
- 日かげで休む
- はげしいスポーツはしない
- 水分をとる
- 冷たい物は飲まない
- シャツなどを着て、温かくする
- 日焼けをふせぐ
- 体に変化がないかチェックする
泳いだあとの大切なこと

泳いでいる時は気づかなかったことが、泳いだ後で気づくこともあります。次のことを忘れずに行いましょう。
- 整理たいそうを行う
- シャワーで体を洗う
- きれいな水で眼を洗う
- タオルで水をふき取る(頭、かみの毛)
- 体に変化がないかチェックする
- 体が冷えてくるので、早めに着がえる
- 食べすぎ、はげしいスポーツはしない
水難事故への「そなえ」を学ぶ!
水辺の安全学習アプリ
日本赤十字社を含んだ水難防止を進める6団体でつくった「水難を避ける基礎知識」が学べる学習アプリを活用して、子どもの水の事故を防ごう。
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小学校で利用する際は、関係省庁への報告の必要がありますので、アプリ内からユーザー登録をお願いいたします。