5月28日(金曜日)に日本赤十字社本社の主催となる「令和3年度赤十字奉仕団中央委員会」が開催されました。「赤十字奉仕団中央委員会」とは、各都道府県支部の赤十字奉仕団支部委員会の代表者(奉仕団委員長)からなる組織deaり、奉仕団の活動を促進し、発展を期するために必要な事項を協議研究する場となります。
今年度は、新型コロナウイルス感染症への対策のため、オンライン開催となりましたが、オンラインであっても顔を見れることは奉仕団を繋ぐ良い形となりました。
開会にあたり、日本赤十字社 大塚社長より「新型コロナウイルスの影響により、生活や奉仕活動が非常に制限される中においても、各奉仕団の皆様のコロナに対する対策や、活動の創意工夫に対し、感謝と敬意を表させていただきます」との挨拶がありました。
本委員会へは、当支部の支部委員会委員長である東金市赤十字奉仕団の大坪委員長が出席しました。今年は役員が改選の年であり、令和2年12月に開催された中央委員会常任委員会において、中央委員会委員長に推薦のあった大坪委員長が、改めて本会議において委員長として選出されました。就任にあたって大坪委員長は「歴代委員長からのバトンをしっかりとつないでいく」との決意表明をしました。
また、以降の委員会の内容としましては、熊本県より活動事例紹介「感染予防に留意したボランティア活動について」(熊本県赤十字防災ボランティアネットワーク Lネット代表 岡 利恭氏)があり、令和2年7月の豪雨災害での活動事例とともに、新型コロナウイルス感染症下でのボランティア活動の取り組みについて、参加者は熱心に聴き入っていました。話の中で「苦悩と葛藤があり、それでも工夫と対策をして活動を進めてきた」という言葉があり、収束が見えないコロナ禍では、感染症対策とボランティア活動との問題は避けえないため、非常に重みのある話を聞くことができました。
そのほかにも「コロナ禍における奉仕団の活動について」をテーマにグループごとに意見交換会を実施して、災害時の活動への備えや感染対策を講じた活動について意見を出し合いました。
全国の奉仕団委員長が集うことで、様々な視点や考えの生まれる貴重な時間となりました。閉会の折に、本社パートナーシップ推進部兼ボランティア活動推進室長 西島部長から「コロナ禍で孤独を感じるかた、孤立を不安に思うかたが非常に多くなっており、人とのつながりを切らないで、感染防止と工夫を凝らして家族、友人、ご近所が気にかけて声をかけあうことが大事だと思います。これはまさに、奉仕団活動の原点であると思っております」との話がありました。
千葉県赤十字奉仕団は新型コロナウイルス感染症を乗り超えた奉仕団活動が出来ますよう、創意と工夫をもって奉仕団活動が活発に努めてまいります。