青少年赤十字は、第一次世界大戦中(1914年~1918年)、カナダ、アメリカ、オーストラリア、イタリアの児童がヨーロッパで被災した被災した児童達に慰問品や手紙を贈って力づけようと、赤十字に依頼したことがきっかけとなって誕生しました。
日本では、大正11年(1922年)に滋賀県の小学校で誕生しました。
現在では、小・中・高等学校、幼稚園、保育所の中に組織され、学校(園)の先生や保育士が指導者となり、それぞれの教育方針に基づいて実態に即した活動を実践していただいています。
青少年赤十字の主な事業

体験学習への指導者の派遣
青少年赤十字では、誰もがもっているやさしい心を引き出し、日常の活動を通してお互いを大切にし、助け合って生きることを目指しています。体験学習では、高齢者や障がい者への理解の一環として、車椅子・シニア体験・手話・点字等の体験型の講習を行い、人道(人の命を大切にし、人を人として尊重する)の精神を伝えたいと考えています。

リーダーシップ・トレーニング・センター
宿泊での集団生活体験を通して、自ら進んで行動できる児童・生徒を育てることをねらっています。掲示板の利用、先見、ボランティア・サービスの実践、グループワークなどを盛り込み、地区ごとに実施しています。

スタディー・センター
リーダーシップ・トレーニング・センターを修了したメンバーが集います。小・中・高等学校が同一会場で研修します。青少年赤十字について、ボランティア・サービス、グループ・ワーク、先見、野外活動など、各プログラムが有機的に作用するように組み立てられています。ボランティア・サービス等を通して気づく主体的な児童・生徒になるため、より深く学びます。

指導者研修会
県内教員を対象とした研修会を開催しています。教育に活かせるボランティア・サービス、グループ・ワーク、救急法等の実技講習を行っています。学校経営や教科指導に活かせる、子どもたちが自主的、意欲的に取り組むための手立てを体験しながら研修します。

青少年赤十字のつどい
県内採用校メンバーが一堂に集う集会です。各学校の活動に活かせるように話し合いや体験を通して、メンバーとしての意識を高めます。国内・国際交流派遣報告、グループ討議や実技研修等のプログラムが組まれています。

国内交流派遣事業
国内(佐賀県・熊本県)の青少年赤十字メンバーとの交流を行っています。日本の赤十字発祥の地を訪問し、佐野常民の思いやそのきっかけとなった田原坂の戦いの様子を体で感じ、赤十字のもとになる考えをより深く理解していきます。また、他県青少年赤十字メンバーとの交流を通し、学びを深め、今後の青少年赤十字活動の更なる発展に努めます。

国際交流派遣事業
3つの実践目標の一つである「国際理解・親善」の具体的事業として、海外に中学生・高校生メンバーを派遣しています。派遣メンバーは、現地赤十字の活動視察や現地青少年赤十字メンバーと交流を通し、国際社会の一員としての視野を広めます。

国際交流支援事業
青少年赤十字の三大実践目標のうちの一つである「国際理解・親善」の具体的な取り組みとして、県内青少年赤十字メンバーが自分たちの活動を、海外の青少年赤十字・赤新月メンバーにトピックアルバムやビデオメッセージで紹介することで、国際理解を深めます。
活動の様子(JRC千葉バックナンバー)
- JRC千葉No.13(令和3年度版)外面
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- JRC千葉No.13(令和3年度版)内面
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- JRC千葉No.14(令和4年度版)
(4531キロバイト)
- JRC千葉No.15(令和5年度版)
(4793キロバイト)
- JRC千葉No.16(令和6年度版)
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お問い合わせ先
- 日本赤十字社 千葉県支部(組織普及課 青少年係)
- 〒260-8509 千葉市中央区千葉港5番7号
- 電話番号:043-241-7531(内線:531)
- FAX番号:043-248-6812
- 受付時間:平日の午前9時から午後5時まで

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