概 要
10月7日(木曜日)から8日(金曜日)にかけ、レッドクロス・ボランティアスクールを開催しました。
本研修会は「赤十字奉仕団員としての意識と自覚を一層高めること」「グループ活動を向上させ、人道に基づいて、相手を考えながら活動を推進できる奉仕団員の養成」の2つの目的のもと、毎年開催されています。また、本研修を修了しますとさらに上級の研修である「千葉県赤十字奉仕団リーダー研修会」への参加資格に該当します。
昨年度は残念ながら、新型コロナウイルス感染症の影響により開催を中止した経緯がありましたが、今年度は、感染症への対策をしっかりと行ない開催することができました。
千葉県内の各市区町村赤十字奉仕団、各特別奉仕団から34名の奉仕団員の参加があり、経験豊富なボランティアスタッフによる運営、指導のもと、2日間の日程で実施されました。研修会では、特別な講師が講演を担当するのではなく、同じ赤十字奉仕団が指導や運営にあたっております。
例年では宿泊型の研修会でありましたが、今年度は感染症への対策から千葉県赤十字会館を会場とし、2日間通っての研修スタイルとし、時間を短くした都合上、より圧縮した内容となりました。
修了された奉仕団員の皆さんには、ぜひとも来年も開催予定の「千葉県赤十字奉仕団リーダー研修会」へご参加いただき、奉仕団での中核となるリーダー的存在になっていただきたく存じます。
研修会の様子
研修「赤十字について」にて、赤十字のおこりや基本原則などを学ぶ。改めて「赤十字」の理解を深めていきます。
折り紙を使って赤十字のマークを作成。ハサミで折り紙を切って並べるにあたって、頭を柔軟にして試行錯誤しました。赤十字旗や赤十字マークについての意味など学習を深めました。
研修「赤十字と奉仕団活動について」での一コマ。所属する奉仕団における活動例を発表する参加者。他の奉仕団がどのような活動を実施しているのか、どのような工夫をしているのかを知る機会になりました。
研修「グループワークについて」にて、ランダムにある様々な図形の紙片を組み合わせて正方形を作成。ルールは「作業中は話してはいけない。他の人が持つ紙片をとってはならない。他の人が持つ紙片を欲しがる合図や動作をしてはならない。自分から紙片を他の人に渡すことはしてよい。紙片を折る・切るなど加工をしてはならない。」とのことから、意思疎通に難航し、正方形を作ることに意外と苦労しました。
研修「ボランティアサービスについて」の一コマ。事例に沿ってケーススタディを実施。自分の考えを一つ取り上げ、ホワイトボードに貼り付けます。
研修「体験発表」にて。参加者がそれぞれ自身の奉仕団活動での体験を発表し、情報の共有をおこないました。出たよい取り組み例などを自奉仕団に持ち帰り、早速実践をしていきます。
2日間の研修を無事に修了しました。お疲れ様でした。
研修会を運営するのは、経験豊富なボランティアスタッフです。講師ももちろんボランティアスタッフで、参加者と同じ、各赤十字奉仕団に所属しています。