更新日2023年7月21日
千葉県赤十字安全水泳奉仕団は、例年、夏休み前の6月から7月にかけて県内の小学校で「着衣泳教室」を開催し、水難事故の危険性や万が一の時の実践的な対処法を普及しています。
7月12日(水曜日)には八千代市立勝田台小学校で、着衣泳教室を開催しました。
衣類や靴を身につけたまま、海や川、用水路などに落ちる事故は、水着で泳いでいるときの事故よりも何倍も多いと言われています。子どもたちには服を着たまま水に落ちてしまった時の「浮き身」の姿勢のとり方やペットボトルなど浮き具を使った浮き方をレクチャーし、体験してもらいました。また、溺れた人を助ける方法も伝え、友達が溺れてしまった想定で陸から安全に助ける方法を実践してもらいました。楽しみながらも真剣な表情で参加する子どもたちの姿が印象的でした。
千葉県では、毎年水の事故が多く発生しており、令和4年は全国でも3番目に多く水難事故が発生しています。今後も、千葉県赤十字安全水泳奉仕団は子どもたちへ水の危険性を伝えるとともに、身を守るための技術と知識を普及する活動を続けます。
「浮き身」のポイントや溺れた人を安全に救助する方法については「水の事故から、いのちを守る~事故を防止して、水遊びを楽しもう!~」ページをご覧ください。
恐る恐る「浮き身」に挑戦する子どもをサポートする団員
上手に「浮き身」の姿勢がとれた子どもに拍手を送ります
優しい笑顔で子どもにレクチャーする団員
ペットボトルも立派な浮き具に!
溺れた人を安全に救助する方法①長い棒などを差し伸べる
溺れた人を安全に救助する方法②浮力のあるものを投げる
最後には5分間「浮いて待つ」ことができるかチャレンジしてもらいました