青少年赤十字採用校の道徳授業について
6月29日(月曜日)、船橋市立坪井中学校において、「差別・偏見を許さない心」というテーマで、道徳の授業が行われました。
生徒たちはコロナ禍において人々がとった行動を思い起こし、不安(恐怖)が差別や偏見を生むことを学び、医療従事者などの差別や偏見を受けた人々の気持ちを考え、自分たちに実践できることを発表しました。
生徒たちからは、「不確かな情報を信じない。」、「周囲の人に自分のストレス(不安)をぶつけない。」、「明るいニュースを探してみる。」などの発表がありました。
また、指導された先生は、「身近に感染者が出ていない今だからこそ、差別や偏見について全校生徒で考えたい。」という思いで授業を企画し、「子どもたちが生きていく社会は、変化が激しく、予測できないものになると考えられる。何が起きても、誰かを傷つけることなく、周りの人と手を携えて生きていってほしい。」と期待を寄せていました。
今回活用された教材「ウイルスの次にやってくるもの」は、不安(恐怖)が「差別」や「偏見」を生むことをアニメーションでわかりやすく伝える内容となっています。学校の授業でぜひご活用ください。
また、ご活用の際には下記問い合わせ先までご一報いただけますと幸いです。
指導者から教材に対するコメント
「差別はいけない」と頭ではわかっていても、予測不可能な事態に置かれたとき、自分を守りたい一心で恐怖に駆られ差別が起こってしまう。そんな人間の弱さが描かれるとともに、「人は団結すれば、ウイルスより強く、賢い」というメッセージが響く動画に、大人である私自身も考えさせられました。
生徒たちは、絵本のような温かみのある絵を通して「ウイルスの次にやってくる、ウイルスよりも恐ろしいもの」の正体をしっかりと理解していたと思います。内容が捉えやすく短くまとまっているので、生徒が考える時間もしっかりと確保でき、道徳の教材としてもぴったりでした。
教材紹介ページ
- 【青少年赤十字指導者の皆様へ】~新型コロナウイルスを正しく解説~子どもたちの心と体を守るためにご活用ください!(日本赤十字社ホームページ)
- 【青少年赤十字指導者・メンバーの皆様へ 教材第2弾:こころの健康編】~休校期間を上手にストレスフリーで過ごすために~(日本赤十字社ホームページ)
- ウイルスの次にやってくるもの(日本赤十字社公式YouTube動画)
活動の様子





お問い合わせ先
- 日本赤十字社 千葉県支部(組織普及課 青少年係)
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