更新日2023年2月20日
2月17日(金曜日)佐賀県と千葉県の青少年赤十字小学生メンバーがオンラインで交流を行いました。
同行事は日本赤十字社の前身である「博愛社」創設ゆかりの地である佐賀県の青少年赤十字メンバーとの交流を通して、赤十字の歴史をより深く学習し、創設の背景となった赤十字思想を理解するとともに、青少年赤十字活動の情報交換と親睦を図ることを目的として開催しています。
本来であれば千葉県の青少年赤十字メンバーが佐賀県を訪問して交流する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、オンラインでの開催となりました。
参加したメンバーは千葉県の代表としての意識と自覚を持ち、仲間と協力して取り組んでいました。交流を通して得た「気づき」や「考え」を、県内・学校内のメンバーに伝え、今後の活動に活かしてくれることを期待しています。

事前研修会の様子。活動の目的を確認したうえで、どんな発表をするか考えました。

いよいよオンライン交流のはじまりです。交流先の佐賀市立中川副小学校は日本赤十字社の創始者である佐野常民の生誕地をはじめ自然豊かで歴史あふれる環境の中にある学校です。

まずは千葉県のメンバーが、千葉県の特産品や、千葉県出身の偉人である伊能忠敬について紹介しました。

つづいて12月に参加したスタセンで学んだ、リーダーやコミュニケーションについて発表しました。

千葉県赤十字会館施設内にある義肢製作所の施設の様子や義肢をカメラに映しながら紹介しました。

千葉県の学校で行われているJRC活動について、印西市立六合小学校での取り組みを例に紹介しました。

つづいて中川副小学校から、佐賀県の特産品や観光地、また学校での青少年赤十字活動について紹介がありました。佐賀には佐野常民をはじめ“佐賀の七賢人”と呼ばれる多くの偉人がいることに驚きの声があがっていました。

最後にはお互いに緊張もほぐれ、直接交流することができなくても、交流は深められることを感じることができました。
参加者からの感想
- スタセンで出会って数回しか会っていない仲間と、1つのことを協力して取り組み、たくさんの意見を出したり聞いたりして、自分1人ではできないことをみんなで達成することの喜びや大切さを理解することができた!初めて関わりをもった他県の人と互いに伝えたいことを伝えあい、考えを深めあうことができて安心した。
- スタセンの時よりもっと人数が減って、「私、大丈夫かな」とすごく思っていました。最後、今までならってきたことを全て生かして、今日のオンライン交流でがんばりました。今では本当にここにきてよかったなと思うし、みんなとは一つ違ったことの勉強ができたと思うので、今まで教えてもらったことを学校に持ち帰って、みんなに伝えたいと思います!
- 自分の発表では家で練習したけれど、本番でとてもきんちょうしてしまい、2回かんでしまいそこが反省点です。これからはしっかり練習しリラックスして発表できるようにしたいです。トレセン・スタセン・今日で学んだ「気づき・考え・行動」を残り1か月小学校生活で生かしていきたいと思います。
- 千葉県のいい所をわかりやすく説明ができたと思う。学校に帰ったら今日自分で意識して練習した事を、授業にも持ち出せるようにしたい。「気づき・考え・実行する」を大事に思い、これを目標として学校生活をすごし世界にひろめたい。
- 赤十字の活動に参加しようと私が思ったのは色々な人と話したり、その地域のことをきいたりして仲良くなって、もしおたがいなにか困ったことがあったら、助け合って支えたりして平和な国を作りたいなって思ったからだと思う。今日笑顔で私を送り出してくれたクラスメイトのみんなに今日はこんなことをしたんだよと伝えてあげたいと思った。
- どうやったらチームワークが上手くいき、それを伝えるということをやったことが心に残っています。これから学んだことを忘れずに、今は委員会など少人数の人の生活をよりよくするためのチームでしか活動していないけれど、大人になったら地球全体で考え、それをまとめてよりよくしていきたいです。
- 私たちのこのけいけんは一生忘れたくないです。なので次のJRCの人たちに新しい考えを生み出してもらったり、私たちの気持ちをせおってずっと後世につなげてほしいです。これからもJRCの活動をずっとがんばっていきたいです。
- 佐賀のことについてよく知れたし、佐賀の人たちにとって佐野常民さんを「先生」と呼んでいるのは、すごく尊敬というか大切に思っているんだなと感じた。やっぱりトレセン・スタセンを受けてきたからこそしっかりと準備をしてやったかいがあった。
- 聞く人がどうしたら見やすく、聞きやすいかなど相手側の立場になって考えることができた。自分にはなかった発想や取り組みを知ることができた。友達の意見や考えを尊重し、協力して取り組むことができた。佐賀の人たちが行っていた取り組みを真似したり、発展させたりして自分たちの学校や地域をもっとよくしたい。
- たった1回の顔を合わせてできる準備時間だったけど、本番はみんなで協力して成功することができました。おたがいのいいところを共有できたり、短い期間で成功することができたのは、みんなが協力する、トレセンでも言った「人と人とが支えあうこと」が土台にあって、みんなの気持ちが一つになったからこそ、はじめて成功、なりたったものだと思いました。